謹んで新年のご挨拶を申し上げます。旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今年の干支である「申」。「病や厄が“去る”」と云われるように縁起の良いものとされています。また、「申」には「のびる」という意味もあるようです。
皆さまにとって輝かしい未来へ向かい伸びる年となりますよう、全社員一丸となってご支援をさせて頂きます。本年も、コーポレート・アドバイザーズを宜しくお願い致します。
株式市場は波乱の幕開けに
2016年、株式市場は波乱の幕開けになりましたね。中国は今年導入されたばかりの「サーキットブレーカー制度」が発動し取引停止に。(主要株価指数が大きく動いた際に取引を停止する制度)一方の日本では、一時前年末終値より560円超の下落をみせる低調なスタート。
昨年11月に帝国データバンクが発表した「2016年の景気見通しに対する企業の意識調査」の中で、企業の2016年景気見通しにおいて最も懸念されていた事項が「中国経済」でしたから、日本株の低調スタートは当然の結果と言えるでしょう。
株式相場の干支にまつわる格言
株式相場に次のような干支にまつわる格言があります。『辰巳天井、午尻下がり、未辛抱、申酉騒ぐ、戌は笑い、亥固まる、子は繁栄、丑はつまずき、寅千里を走り、卯は跳ねる』
「申酉騒ぐ」の“騒ぐ”は、相場の変動幅(ボラティリティ)が高くなり易いという意味です。戦後5回あった申年の勝敗は4勝1敗。一見すると勝ち越しですが、1敗はあの『バブル崩壊(1992年)』。どうしてもマイナスのインパクトが強くなりますが、暗に思い悩む必要はないでしょう。ボラティリティが高いということは、裏を返せばプラスにも振れ易いということですから、先を見据えた経営を実践することができれば、飛躍できるチャンスも多いと考えられます。
2016年に予定されている主要イベントをピックアップしました。
1月:社会保障・税番号制度(マイナンバー)が運用開始
4月:電力小売り、全面自由化
5月:伊勢志摩サミット開催
6月:大学生の就職活動解禁、選挙年齢引き下げ(20歳以上→18歳以上)
7月:第24回 参議院議員通常選挙
8月:第31回 夏季オリンピック(リオデジャネイロ)
9月:第15回 夏季パラリンピック(リオデジャネイロ)
11月:アメリカ合衆国 大統領選挙 投票日
上半期では伊勢志摩サミット、下半期では日米の選挙が大きな節目となりそうです。また、中東分裂や中国バブルの行方など、波乱材料も山積しています。何かと騒がしい1年になりそうですが、いかに環境が変化しようとも、企業が『お客様本位』を追求すべき点は変わりません。サービスの先にあるお客様を常に想い、考えることができる企業だけが、2016年に“のびる”ことができるのかも知れません。
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