実務経営ニュース(2020年11月)
実務経営ニュース(2020年11月)

グループ代表の中村です。
当グループでは、会計事務所の経営統合を積極的に進めています。会計事務所の承継にお悩みの所長先生はぜひ、日本クレアス税理士法人|株式会社コーポレート・アドバイザーズにお声かけください。

総合型の会計事務所である当グループは、各社が相互に連携しながら事業を多角化し、お客様にワンストップでサービスが提供できること、また後継者不在の会計事務所と経営統合することで規模の拡大を続けていることが大きな特長です。

今後もご縁がある限り、会計事務所の承継を続けて参ります。
先生方が抱える経営上の悩みは、家族や職員など背景によって異なります。それぞれの事情について一緒に悩み、一緒に解決できる方法を見つけていきたいと考えています。

会計事務所の統合に関する私たちのスタンス・考え方を以下にご紹介いたします。

事業の承継だけではない、様々なメリットを産む経営統合
経営統合により相互に発展

最初に引き継いだ会計事務所は、ご高齢の先生が所長を務める5名規模の小さな事務所でした。そこから現在までに6つの事務所を経営統合しています。

平成28年には経営統合により大阪本部を開設しました。
医療分野に特化し、その分野では大阪で名高く規模の大きい会計事務所を統合したことにより、当グループはクリニック・医療法人・社会福祉法人といった医療の領域に新しく大きな事業の柱を作ることができました。

統合前から引き続き大阪本部の看板を背負う大阪本部会長からは、経営統合によって職員の成長と付加価値業務の進化を加速することができた、と統合により大きなメリットを得られた、と評されています。具体的には、東京本社と連携することでサービスメニューが拡大でき、採用難の解消、将来の不安を解消というところです。

経営統合インタビュー
トップが語る経営統合と事務所の発展(月刊 実務経営2021年2月号掲載)
日本クレアス税理士法人大阪本部 会長 上田久之が、経営統合の経緯やメリットについてインタビューに応えました。PDFで公開していますので、ぜひご参考ください。
きめ細やかなサービスで地域医療を支える日本クレアス税理士法人大阪本部(PDF)

承継のキーワード

人や文化が既に育っている組織同士が統合することはとても難しいことですが、これまでの経験から生まれたキーワードが「リージョナル」と「ユナイテッド」です。

「リージョナル」(地域性の重視)

まず「リージョナル」ですが、これはそれぞれの地域を重視して任せることです。
従来の運営方法をそのまま踏襲してもらいます。不足している資源があれば東京本社から補いますが、基本的にはお任せしています。地域にはそれぞれの事情がありますし、お客様の属性も東京とは全くことなります。それぞれの特色を活かした運営をしなければお客様に受け入れていただけないと考えているからです。

「ユナイテッド」(知の結合)

次の「ユナイテッド」は、それぞれの地域の良さを全体に取り入れて本社も発展する、ということです。
それぞれの地域では、とても感心するような工夫をして日々運営をされています。その実績の積み重ねを本社や他の地域本部との運営に活かすように取り入れていく、ということです。

このリージョナル・ユナイテッドの考えがあるからこそ、各拠点間がそれぞれの強みを相互に作用させ、客様にワンストップのサービス提供を実現できていると考えています。

所長の願いをかなえるための統合
お客様や職員の満足度が高い経営統合

これまでの経営統合では、ほとんどのお客様が継続してお付き合いをさせて頂いております。職員に関しては、統合を理由とした従業員の退職もありません。

事務所を誰かに引き継いでもらいたい所長先生は、「職員を幸せにしたい」「お客様に迷惑をかけたくない」様々な不安を抱えていらっしゃいます。私は何よりもまず、こうした所長先生の願いをかなえることを大切にしています。

所長先生にはできる限り長く残っていただく

また、先生方は、承継した後も滞りなく事務所に成長して欲しいと願っています。その願いをかなえるために統合までに徹底的にすり合わせを行いますし、統合後も、所長先生にはできる限り長く残っていただき、その間にじっくり相談して最適な承継の形を模索していきたいと考えています。

私たちと所長先生がお互いに支えあうことがお客様のためにもなり、ひいては三方良しの実現に繋がると信じています。