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よくある相続・家族信託Q&A (18) 贈与をしておくことで相続税が減る?
【質問】
家族構成は下記の通りです。祖父は、8年後に亡くなりました。
8年前に贈与をしたことによって、相続税の総額がどれだけ減少したでしょうか?
【答え】
■何もしない(贈与をしない)場合の相続税額
正味遺産額が3億円で法定相続人が法定相続人 妻と子2人なので、相続税の総額は、5,720万円となります。
■4人に500万円ずつ贈与をした場合の相続税額
4人に500万円ずつ贈与したので、正味遺産額が2.8億円となり、相続税の総額は、5,020万円となります。
しかし、贈与をしているので、贈与税を支払わなくてはいけません。
贈与税の計算は、Q&A (14)を参考に計算してください。
相続税の減少額700万円から贈与税支払額198.5万円を引くと501.5万円となり、2021年の贈与をしたことによって、501.5万円節税できたことになります。
なぜこんな効果が出るのでしょうか。
相続税がかかる方にとっては、基礎控除を超えれば相続税率が10%から55%で税金がかかってきます。
贈与の実効税率が10%程度であれば相続税がかかってくる人が、どの人も得をされるということを示しています。
2023.03.06 Q&A
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