中村 亨の【ビジネスEYE】です。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
旧年中は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、今年の干支である「酉」。酉年はなにか新しく物事を始め、挑戦するには最適のタイミングと言われています。また、「酉」には「果実が熟してきた状態」という意味もあり、そこから転じて「蒔いてきた物が実り、刈り取る時期」、「これまでの努力が報われる時期」といった意味合いもあるそうです。
皆様の更なる飛躍の一助となるべく、全社一丸となってご支援をさせて頂きます。本年も、日本クレアス税理士法人|コーポレート・アドバイザーズを宜しくお願い致します。
2017年は予測不能な年か
年初めということで、各誌「2017年予測」といった類の記事が掲載されています。トランプ氏の米大統領就任(1月20日)に始まる2017年。下記に「2017年予測」記事のサブタイトルを引用してみましょう。
【週刊エコノミスト】
日米は期待先行のトランプ相場に沸く一方、新興国はマネー流出、欧州は政治不安定化から先行きに不透明感が漂う。不確実性高まる2017年世界経済を展望する。
【週刊ダイヤモンド】
トランプバブルで世界中の株価が急上昇した2016年末。果たして、世界は繁栄の時代に入るのか、それとも、期待は一気にしぼむのか。
【週刊東洋経済】
破壊され生まれ変わる世界と日本 2017年私たちは道なき道に足を踏み入れる
サブタイトルからみれば、各誌ともどちらに振れるか予測不能といった観がありますが、ザっと記事に目を通した感じでは、比較的ネガティブ寄りな予測となっていました。中には不安感や焦燥感を煽るような言葉が並び、気が滅入りそうになるものもありましたが、良くも悪くも「新時代」だと割り切ることが必要でしょう。割り切ることで見える道があるやも知れません。
俯瞰力で不透明な時代を生き抜く
東京都の小池百合子知事が年頭挨拶で次のように述べています。「鳥の目で全体を俯瞰しながら、より良い東京をどう創り上げていくのかを考えていただきたい」。
俯瞰とは、簡便すると「敢えてフォーカスせずに全体を客観的に捉えること」です。トップがこの俯瞰の目を持つことは至極当たり前の話ですが、それを一社員にまで浸透させ考えさせる。これが可能となれば、企業・組織としての強みになります。しかも「俯瞰力」は才能ではなく、鍛えることが可能です。ここでは割愛しますが、ネットで検索すればいくつもの方法が挙げられます。先行き不透明な時代を生き抜く術として、社員に「俯瞰力」を勧めてみてはいかがでしょうか。
◇ 2017年の主要イベント(一部)
1月 ドナルド・トランプ氏が第45代米大統領に就任
2月 プレミアムフライデー導入開始
3月 米国債務上限期限到来、オランダ総選挙
4月 都市ガス自由化、フランス大統領選(2回投票制 1/2)
5月 フランス大統領選(2回投票制 2/2)
6月 仮想通貨(ビットコイン)消費税非課税
秋頃 ドイツ連邦議会選挙、中国共産党大会
12月 韓国大統領選
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