私が会計士になりたての頃は、営業をしなくてもクライアントが次々とやってくるような時代でした。会計士の資格を取れば一生食べていける、と心から信じてしまうほど 「会計士」という肩書きの効力は大きかったのです。

しかし、その業界に身を投じ働くなかで、私はこの業界のあり方にある疑問を感じるようになりました。資格を誇示することが会計士の求められる姿なのだろうか、会計士は本来もっとお客様の近いところで、一緒になって会社のことを考えていくべき存在なのではないかと。

この思いは、私の人生を大きく転換させることになりました。独立することで自らが新しい風となり、業界を変えるのではなく新しい業界を創っていこう、そう心に決めたのです。これが、今に続くコーポレート・アドバイザーズのはじまりでした。

現在、コーポレート・アドバイザーズは14年目を迎えており、とても恵まれた環境の中、ここまで続けてくることができました。

当社は税務の他に、人事コンサル、経営コンサル、海外支援、医療コンサルなどを多岐におこなう総合型の会計事務所として成長してきており、お客様が受けられるサービスを多角化することに力を注いできました。しかしこれからは、相続、医療、その他事業専門の会計事務所など、専門的なメニューに特化した会計事務所と互角に戦えるだけの戦力を蓄え、より強く大きい総合型の会計事務所へと成長していこうと思っています。

組織を大きくすれば、お客様により満足していただける会計事務所がつくれるのか?と思う方がいらっしゃるかもしれませんが、私の答えはYESです。お客様が求めるものを追求しサービスの提供をしていくには、多くの人材を育て、サービスの質を向上させ、幅広いメニューを開発・ご提供し続けていくことが必要です。そのためには、組織規模の拡大は必須だと考えています。

私が理想とする会計事務所を実現するのに、1番必要なのは「人財」です。

たとえば100人にコピーを取ってもらうとしましょう。書類を整理するという誰にでもできる業務ですが、スピード・綴じ方、揃え方など100人いれば1番から100番まで差がつきます。私たちは、この単純な作業でも1番をとりにいくような人に、当社に来ていただきたいと思っています。自らの理想を叶えるため、常に知識を探求し、深く悩み考え、新たなステップアップのために前を向いて進んでいこうとする。そのような人こそ、次世代のコーポレート・アドバイザーズを担う人財になりうるのだと思います。

もちろん、多くの専門的な分野を持つ当社には、これまでに培った専門的な知識・経験を活かしてくれる方も必要です。ただ、採用において、そこだけにこだわるということはありません。この人だ!と思う方にめぐり会えたときは、資格や実務経験などの実績を問わず、採用を決めています。

私たちが一緒に歩んでいきたいと思うのは、成長を求める意思を持ち、たゆまぬ努力をし続けられる人です。そのような人には、失敗を恐れず果敢に困難に挑戦し、苦しんでください、とお伝えしています。私は、人が変化していく過程を、経営者という視点から何度も見てきました。だからこそ成長するには苦しむことが必要で、自分と向き合うことが何よりも大事だということを実感してほしいと思っています。現状に満足せず、常に前を見続け挑み続ける先に必ず“成長”や“自信”があるのです。

新しい価値を創造し、時代を創ることは容易なことではありません。しかしその困難に一緒に挑戦し、成長し、その結果、お客様に喜んでいただくことを一番の目標にできる方をお迎えしたいと思っています。その対象は例えば“母”という立場の方にも同じことが言えます。必要な環境は会社が整える、そのような体制はできています。

よく「こんなに人数が増えると、社員の顔と名前が一致しないでしょう?」と聞かれることがありますが、そんなことはありません。私は社員全員の名前はもちろんのこと、性格・職歴・出身地・家族構成など、あらゆることを覚えるようにしています。
当社の社員は、私の大事な家族です。
当社は、厳しさと愛情のもと、社員に寄り添い、ともに成長し続けていきます。


代表取締役 中村 亨