経営メモ
令和の時代に求められるスキル ‐価値観や職業観の転換点‐
皆さん、こんにちは。
コロナ禍の中、いかがお過ごしでしょうか?令和になって1年が経過しましたが、これからの時代はどのように変化していくのでしょうか。
コロナ前とコロナ後(まだ収束は見えませんが)が分かりやすい例ですが、昨日と今日では変化はないものの、3年、5年、10年…長いスパンで見渡すと大きく時代が動いていることが分かります。リーマンショックの前後、東日本大震災の前後、などもそうでしょう。
今回の経営メモは、少し中長期の視点で考えてみたいと思います。
技術の普及が時代を変える
時代に大きな変化をもたらした出来事と言えば、前述の他に携帯電話やパソコン、スマホ普及なども同様かもしれません。今後は、5Gの普及、自動運転の普及などもその候補に挙げられるでしょう。
加えて、仕事に大きく変化を与えるという意味でいうと、AI(人口知能)を無視するわけにはいきません。すでにその存在を広く認知されているAIですが、それが私たちの生活に「普及」する前後ではかなりの変化があると言われています。
あくまで予測(それも大胆な)にすぎませんが「2034年までに人間の仕事の半分近くが、AIに取って代わられる」というオックスフォード大学のオズボーン准教授の未来予測、いわゆる「AIによる仕事消滅論」はメディアで大きく紹介されて話題となりました。
この未来予測に従うと、これまで「憧れ」とされていた職業がそうでなくなる可能性がありますね。
令和は価値観や職業観が激変する時代
AIの登場と前後して、「若者が目指す職業」という視点で考えても大きな変化があり、男子中学生(日本国内)の「やりたい仕事」「就きたい職業」を見てみると、目新しい職業が登場しています。
20年前だと、銀行員、公務員、お医者さん、野球選手などが人気だったと記憶していますが、皆さんの「憧れの職業」を思い出してみてください。
「憧れの職業」が変わっていくとなると、求められるスキルも大きく変わっていくということになりますね。
つまり令和の時代は、これまでの価値観や職業観が大きく変わる時代だと言えると思っています。
∟勤勉であり、優秀であること(要するに真面目で優等生で勉強ができること)
∟多少の専門性があること
∟協調性があること
このあたりが、これまで(昭和や平成の時代)は社会で生きていくために必要なスキルと考えられていましたが、これからは
これからは
∟ITスキル
∟コミュニケーション力
∟行動力
あたりのスキルが重要視されるのではないでしょうか?(お金に関するリテラシーも含まれるかもしれません)
人生100年時代、と言われますから時代の大きな変化(価値観や職業観の変化)を生き抜くためには、キャリアチェンジが必要で、そのためには従来の考え方や慣習にとらわれず、枠を取り払って自らを見つめなおし、自分のコアスキルを変化させることが必要なのでしょう。