2015.04.01

経営メモ「経営者の決断」 (Vol.26)


経営者の仕事の中で最も重要な仕事は、「決めること」ではないでしょうか?業績も会社の規模もすべて、日々の意思決定、即ち決断の結果であると言えるでしょう。意思決定においてよくある問題は以下の五つだと思います。

経営者の意思決定のよくある問題

① 決められない(優柔不断)
② 決め急ぎ(稚拙)
③ 決めたはず(決定事項が実行されない)
④ 決めっぱなし(決めたことの評価・見直しの欠如)
⑤ 決め過ぎ(頻繁な変更による資源の浪費)

この中で経営者にありがちなのは経験上、①の「決められない(優柔不断)」です。実際には「良い意思決定」ができずに悩む経営者より、決められないこと自体で迷っている方々が多いのではないでしょうか?なぜ決められないのでしょうか?

意思決定ができない大きな理由

一つ目の理由は、決めるとは新しい何かを始めるということであり、大きなエネルギーが必要となるからです。逆に何も決めないのは楽(らく)なのだと思います。

二つ目の理由は、決めなくてはいけないと認識していても、多くの選択肢から何を選べばよいか分からないという事だと思います。その場合、「もっと情報を集めてから判断しよう」と後回しにしてしまいますが、情報が多いほど「ますます決断できない」という状況に陥ってしまいます。

決断が企業の運命を決める

やはり行動することは大切なことだと思います。条件や状況が見えない限り動けない、と感じて決断を遅らせることが多いようですが、条件や状況が見えないから動かないのではなく、動かないから見えてこない、という要素も多いのではないでしょうか。

成長した企業を見てみると、驚くほどリスクのある決断を行い、かつ、それを実行することで「勝ち組」となっていることが多いようです。もちろん、その裏側では、最近ではスカイマークのように、一つの決断が企業の運命をマイナスの方向に導いてしまうことも起こりうることです。(この場合はもっと慎重にすべきであった、拙速であった、という評論になってしまいますが)。

「攻め」も「守り」も決断が必要

経営の意思決定は、本当に厳しい仕事です。例えば、大規模投資、大型M&Aのような「攻め」の場面はもちろんのこと、リストラ、人員削減といった「守り」の場面でも経営者は決断をしなければなりません。

優柔不断か?拙速か?時間が経てば、その決断がただしかったのかどうかは明らかになりますが、まず経営者は「決断すること」が重大な自らの業務である、と自覚することが大切ですね。

 

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