2017.02.20

ビジネスEYE Vol.312


中村 亨の【ビジネスEYE】です。

『M&Aサミット2017 Season1 未来に繋ぐ、経営者の想い 』では多くの皆様にご来場を賜りまして、
誠にありがとうございました。

カレーハウスCoCo壱番屋の創業者、宗次德二氏のご講演は明快かつ情熱的でした。
「IBS」=行き当たりバッタリシステム、「早起きは3億円の徳、超早起きは30億円の徳」など、数々の金言が飛び出し、経営に全身全霊で取り組まれた生き様を感じました。

本日のメルマガでは、「会社は社長の器以上に大きくなる」というキーワードから考えてみたいと思います。

◇会社は社長の器以上に大きくなる
宗次氏は著書で「会社は社長の器以上に大きくなるもの」と述べています。
創業以来、率先垂範、超現場主義、超お客様第一を貫き、経営を進化させてきたからこそ、驚異的な急拡大が可能だったのでしょう。
1978年に第1号店を開業させてから、88年に100店舗、98年に500店舗と右肩上がりに店舗網を拡大、
代表退任後もその経営理念は引き継がれ、2017年1月末時点での国内外の店舗数は1,406店舗に達しました。

◇経営者人生で一番の喜びは後継者に恵まれること
2002年に副社長であった浜島俊哉氏が代表取締役に就任、宗次氏は創業者特別顧問となります。
著書の中で、後継者についてこのように述べています。
「この会社の経営を託せる役員が一人だが育ってくれていた。少なくともこの先、自分が社長をやり続けるより、よい経営をしてくれるに違いない。」
こうして、宗次氏が全幅の信頼を寄せる浜島氏へと経営は引き継がれたそうです。
ちなみに浜島氏は、CoCo壱番屋の1号店でアルバイトとして働いた創業メンバーの一人でもあります。

◇立派な後継者は社長の背中を見て勝手に育つ
現在の日本では「後継者難」が叫ばれています。
中小企業庁の「事業承継等に関する現状と課題について」(平成26年3月)によると、経営者の平均引退年齢が上昇し、経営者の交代率が低迷していると示されています。

宗次氏は、後継者について、下記のように述べています。
・後継者育成には特別な手法は要らない
・後継者がいないのは誰かのせいではなくすべて社長自身のせい
・素晴らしい後継者は、現社長が全身全霊を傾注した現場主義経営の中からしか生まれない
-『夢を持つな!目標を持て!』(カレーハウスCoCo壱番屋 創業者 宗次德二著、商業界)

創業者の宗次氏が植えつけた「壱番屋イズム(ココイチイズム)」を軸に、今後も様々なリソースを得て、成長・進化を見せてくれるのではないでしょうか。

以上、中村 亨の【ビジネスEYE】でした。

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