2016.09.08

「ショートカット」と、成功につながる賢い近道「スマートカット」(Vol.293)


中村 亨の【ビジネスEYE】です。

『時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS』(シェーン・スノウ、翻訳:斎藤栄一郎/講談社)

夢の実現に必要なのは経験でも下積みでもなく『SmartCuts』である。そう提唱するのは、ニューヨークを拠点とする気鋭のジャーナリスト、チェーン・スノウ氏。タイトルの著書は、アマゾン「仕事術・整理法」の売れ筋ランキングでトップを飾るなど、ビジネスパーソンに注目の一冊となっています。本日のメルマガでは、「スマートカット」について考えます。

黄金法則『SmartCuts(スマートカット)』

目的地までの最短ルートをたどるには、「ShortCuts(ショートカット)」が必要になります。これはビジネスにも通じることです。業種・業態にかかわらず、業界でパイオニアとなるには、サービス開始までの時間が重要なファクターとなってきます。スノウ氏が着目し、徹底分析したのはこのポイントです。最短ルートを選択できた成功者のほとんどが実践していた黄金法則。それが「スマートカット」です。

これまで「ショートカット」という1つの言葉でまとめられていたものを、以下のように大別しました。

「ショートカット」

単なる手抜き的な近道。従来の省略やサボリ的な意味合い。

「スマートカット」

賢い近道。成功につながる努力を最大限にし、つながらない努力は一切しない。

スマートカットの意図するところ

一見すると、プロセス重視の傾向が強い日本の企業文化にはそぐわないのでは?と感じる方も多いでしょう。ただ、本質は別のところにあります。スノウ氏は次のように語っています。「僕らが慣れ親しんできた常識やルールはいくらでも工夫の余地があることをまずは知って欲しい。成功の最短ルートは、従来のやりかたとは違うところにある。」

成功体験に引きずられ、工夫・改善の余地に目をつぶってしまうのではなく、スマートカットを用いることで、手元の武器(事業)を更に磨き上げる。グローバル市場で戦い、生き残っていくためには不可欠な考え方でしょう。

地道に時間をかけることだけが〝正”ではありません。これまで常識とされたことを一蹴する決断力、そして、まったく違うスタンスからアプローチできる行動力を兼ね備えた経営者こそが、真の意味でスマートカットの実践者といえるのかも知れません。

 

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