2016.07.29

ビジネスEYE Vol.287


コーポレート・アドバイザーズがお届けする「中村 亨の【ビジネスEYE】」です。

『ポケモノミクスが世界を救う』(Newsweek 2016/08/02)

世界各国で空前のブームを巻き起こしているスマホ用ゲーム『ポケモンGO』。

その経済効果への期待感から「ポケモノミクス」との造語まで生まれています。
ポケモノミクス関連株(任天堂、テレビ東京、マクドナルドなど)が軒並み高騰するなど、すでにバブル的な盛り上がりが散見されています。

本日のビジネスEYEでは、「ポケモノミクス」について考えてみます。

◇ポケモノミクスの強味とは?

スマホ用ゲームでの爆発的ヒットはこれまでにも多々ありました。
ガンホー社の『パズドラ』、ミクシィ社の『モンスターストライク』等々。
ゲームに疎い方でも、バブル的な高騰を見せた両社の社名には覚えがあるのではないでしょうか。

ただ、これらのタイトルと『ポケモンGO』は一線を画すモノがあります。
それは「人を動かすことができる」コンテンツであることです。
ネットで消費行動が完結できる現代において、「人を動かす」つまり「集客」において絶大な威力を発揮します。

不祥事続きで客足が落ち込むマクドナルドは、ゲームとのコラボを実施することで起死回生を図ります。
また、企業に限らず、各自治体にも動きがあります。鳥取県は「Pokemon解放区」と謳い、鳥取砂丘への集客を画策するなどしています。
今後も業界・業種の垣根を超えて、この動きは波及していくと推測されます。

人間の持つコレクター心理を擽り、ネットの利便性までをも覆すことができたパイオニア的なコンテンツといえるでしょう。

【関連商品】
ウェアラブル端末といえば、アップル社やグーグル社などの海外勢に押されていましたが、任天堂が『ポケモンGO Plus』と呼ばれる専用デバイスを販売予定です。
こちらは売上げ目的ではなく、あくまでデバイス開発・ノウハウの蓄積に重点を置いているような気がします。
任天堂は世界的に知名度のあるキャラクターを多数保有していますので、応用・活用方法が広がります。

◇ポケモノミクスの今後

調整場面はあるものの、ポケモノミクス全体としては堅調な動きとなるでしょう。
それだけ『ポケモンGO』が持つ潜在能力が大きいのです。

ただ、人気の陰で社会問題(歩きスマホによる事故、事件等)も起こりつつあります。
社会問題を置き去りにしたまま、ブームが続くことはありえません。

社会問題に対し真摯に向き合い、いかに対策を講じていけるかにも注目です。

以上、中村 亨の【ビジネスEYE】でした。

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