世界のM&A36%減 市場は消極的?(Vol.577)


こんにちは、中村亨です。

世界で企業のM&A(合併・買収)に急ブレーキがかかっているそうです。
2022年1~6月のM&Aは金額ベースで2兆367億ドル(約275兆円)と前年同期比36%減。
コロナ禍からの経済再開で過去最高を更新した昨年から一転し、コロナ前の水準まで減少したことになります。

主要な国家・地域のデータを見てみると、
米国が1兆332億ドル(前年同期比26%減)、
ヨーロッパが3635億ドル(前年同期比26%減)、
日本は38%減、
中国も44%減と軒並み減少しています。

背景には米連邦準備理事会(FRB)などによる世界的な金融引き締めがあるとされています。
金利上昇に伴う株式相場の下落で企業価値が低下し、
株式交換などを通じて企業を売却する動きにブレーキがかかってしまいました。
それにより金利が上がり、買収資金も調達しにくくなったのでしょう。
金利上昇だけでなく、ウクライナ危機、中国の都市封鎖による供給網の分断も追い打ちとなってしまいました。

世界的な金融引き締め、
ウクライナ危機や中国の都市封鎖の「三重苦」が響き、
景気の減速懸念が強まったことで、財務や供給網の立て直しなど、
自社の経営課題に優先的に対処する企業が増え、
「攻め」の投資に消極的になっている状況です。

この状況をチャンスと捉えるか、リスクと捉えるか。

私の場合、リスクは予測できた時点でもはやリスクではないと捉えています。
(予測できれば即ち対応できますからね)。
常にリスクは付きまとい困難は立ちはだかるものなので、
出来ることはその覚悟や胆力を備えることぐらいかもしれません。
さらにはリスクをチャンスに変えられるようなM&A支援を皆さんにお届けしたいと思っています。
(参考: 2022年7月2日│日本経済新聞電子版)

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