多くの知識を得た監査法人での10年。
自らの価値を言及する新たな10年。

私はCAに入社する以前、大手監査法人に10年間勤めておりました。監査法人は独立した第三者の立場から財務諸表の監査を行う業務が中心です。監査業務は、日々変化する企業の経営活動が財務諸表に適切に反映されているかをチェックする業務であり、数字を突き詰めていくことに対しては、もともと数字が好きなこともあり、自分なりに楽しみながら取り組めていました。しかし、一方で、「監査」としてお客様から一線を画して独立した立場での業務が求められるので、人と人との繋がりを通してやりがいを感じられないということにもどかしさを感じていました。そうした経緯から、お客様に寄り添ったサポートをしたいという思いが私の中で次第に大きくなっていったのです。もちろん監査業務と現在のコンサルティング業務では業務の本質に違いがありますが、CAの「サービス業としてお客様の役に立ちたい」という姿勢に魅力を感じ、こちらで前職の経験を活かしていこうと入社を決めました。現在は、経営者とできるだけ目線を合わせ、どのようなサービスや付加価値を提供できるかを考慮し業務に励んでいます。
CAのグループ内では、コンサルティングチームのメンバーとして上場企業のディスクローズやJ-SOX、IFRSなど制度会計対応のサポート、M&Aなどの場面で行われる財務調査や企業価値算定、その他IPO支援や海外進出支援など財務会計を中心とするコンサルティング業務を行っています。
基本的にはお客様の立場から必要なこと、我々に求められることは何かを考え、支援を行います。一方で、第三者的視点からの分析や助言が必要とされる分野もあり、前職の経験を大いに活かすことができています。
監査法人時代は、監査の道を究めることが成長への近道でした。そこで得られたものもたくさんあります。しかし、「独立の第三者」というのが私にとっては最大のネックでした。一方で弊社では、サービスする側の意識次第でクライアントの奥深くまで入り込んで、その要望に応えていくことで、直接的にお客様をサポートし、成果に応じてお客様からダイレクトに反応をいただけるという面白さがあります。

驚くほどのスピード感。
それを維持する、新たな戦略と戦力を。

CAに入社して現在10年目となりますが、当時から今までを振り返ると「成長スピード」の驚くべき速さが印象に残ります。私が入社した2005年当初はオフィスも今の10分の1ほどしかなく、従業員も10人程度でした。まさにベンチャー企業と呼ぶに相応しい当時から、スピーディーな事業拡大へのビジョンがあったので、少人数ながら一人何役もこなす充実した日々でした。今は人数も増え、一つの組織としてさらにCAは拡大を続けています。今後のさらなる拡大に向けて、どのようにして全体のモチベーションを高め成長に導いていけるかが、初期のメンバーの一員として期待される重大な役割だと感じています。
コンサルティンググループは、幅広い事業展開を誇る弊社の中でも特に多岐にわたる業務を担うグループです。コンサルティングの内容もお客様の会社によって様々なので、専門部門で担当する方が適切だと判断した場合は、私の部署から各部門へ繋ぐこともあります。お客様が増え、その悩みも多種多様になりつつある昨今。その中で的確にニーズを汲み取り対応することが求められます。その一つひとつに満足度の高いサービスを提供するために、さらに専門分野を磨きながら組織の価値を上げていくことが組織全体の目標であり、会社の次なるステップだと考えています。そして私の目標は、会社の拡大の礎になっていくこと。まずはコンサルティングチームの中で経営者一人ひとりの悩みを汲み取り、コンサルタントとして求められることはもとより、お客様とは異なる視点で、豊富な知識を武器に「必要なもの」を察知し、お客様の会社を成長に導いていけるようコンサルディング能力を深めていきたいと考えています。