一から創った環境。自分がその立場になり、
育児サポートのありがたみを実感した。

世の中には、特に女性が多いのですが、家庭と仕事を両立できる環境がなく、高いスキルや能力を活かせずにいる方がたくさんいます。CAでは、そうした方を応援するため、積極的に家庭と仕事を両立させたいと望む方の採用を行っています。 この採用は2012年ごろから始まり、私が担当となって推進してきました。当時は私を含め、社内で働くスタッフには子どもを持つ親が圧倒的に少なかったこともあり、出勤日数が限られていたり、急に休んだり帰ったりしなければならない方の事情を理解できずにいました。

しかしこの取り組みが浸透し、また子育てしながら仕事の成果を上げる方が増えたことで、社内のスタッフの理解も次第に深まり、今では子育て世代の力が必要不可欠になっています。
CAはこれからご入社される、子育てと仕事を両立したい方にとっては働きやすい環境です。私自身も自分に子どもができたことで、想像以上のママの多忙さ、大変さを実感していますので、同じママの立場から仕組みや制度づくりを行うことで、働く女性を応援してきました。

また、独身でCAに入社して、勤務しながら結婚、出産、復帰した事例もありますので、最前線で働いてきた方たちが、産後復帰した時に活躍できるフィールドを会社が提供することも重要だと考えます。実際、復帰後の仕事との向き合い方や、公私のメンタルバランスの取り方など環境の変化についていけず不安に感じる女性は多いです。それに対して「どんな仕事を任せたら充実感を持てるようになるか」「どんな働き方ができれば、仕事も家庭も大切で楽しい!と思えるか」ということをスタッフと一緒に考え、職場環境づくりを推進してきました。

マネジメント業務にスイッチ。
スタッフの成長が、自分の喜びに変化していく。

私自身の業務も、産休前後で内容が変わりました。産休に入る前は、会社全体の事業の方向性の取り決めや採用の面接などの社内業務が半分、担当するお客様の業務が半分という割合で働いていました。産休後は業務にかけられる時間が限られていることもあり、お客様への迅速な対応ができなくなることを懸念して、社内業務中心にスイッチしました。お客様と直接お仕事をすることも大切ですが、スタッフの仕事が円滑に進み、成長に繋がるかを考えた上で、いかにフォローに入るか、ということを意識して業務に励みました。

CAの魅力は「ワンストップ」というキーワードで表されるように、お客様の色々な悩みをどこかの部門が確実に受け止められるという点だと思いますが、見方を変えれば、この成長スピードやバリエーションについていこうとするメンタルの強さ、期待に応えようとする意志の強さを持っている人たちが多く集まっているということだと思います。そして、それがなによりもCAの成長を衰えさせない魅力だと言えるのではないかと感じています。

そのように会社が急速に成長していくなか、できる限り全社員と面談し、みんなが成果を上げながらより楽しく、気持ちよく働ける環境を実現していくというマネジメントの役割を通して、スタッフの成長が自らの喜びに繋がっていきました。成長し活躍するスタッフに影響され、周りのスタッフのモチベーションも上がる。そんなプラスの循環を作り、ひいては会社全体をバックアップしていく。その業務の楽しさを発見できたことは自分でも新たな発見でした。

業務委託という新しいチャレンジ。
多様な「働き方」を選べることもCAの魅力。

スタッフとして入社し、マネージャーを経て執行役員へ。産休を取得し、子育てと仕事を両立させながらも自ら新しい業務領域にチャレンジし、成長してきたと感じています。そんな私が選んだ新たな挑戦が、「業務委託」という関わり方へのスイッチです。

CAには正社員だけではなく、時短勤務の準社員や契約社員など、様々な形態での働き方ができますが、その中の一つに「パートナー制度」があります。 私は2021年3月末で父親の会計事務所を継ぐために退職し移住することになりましたが、パートナー制度を活用し、CAの業務を非常勤で継続しています。柔軟な働き方により、自身の会計事務所業務との両立を図れますが、成果を上げることへの責任感、プロフェッショナルとしての意識はこれまで以上に重く感じています。

また、成果を上げることに加え、今いるスタッフたちの「良いお手本」となるような後ろ姿を見せたいと思っています。私は生活環境の変化に伴い、働き方を柔軟に変えてきました。自分自身のポテンシャルを発揮できる働き方が用意されていることに感謝しますが、この私を良い例として、周りのスタッフも自分の能力が発揮できる働き方や業務内容について考えて欲しいと思っています。