積立NISAの特徴と今後について
平成26年1月にスタートしたNISA(少額投資非課税制度)は、平成28年9月末時点で口座開設数が約1,050万件、総買付額が約8.8兆円となっています。さらなる普及を図るため、少額からの積立・分散投資を促進するため「積立NISA」が創設されることとなりました。
■NISAとは?
NISAは、英国の個人貯蓄口座”Individual Savings Account”を参考にした少額投資非課税制度であり、日本全体(NIPPON)で、ISA制度の普及・定着に取り組むという趣旨から、「NISA(ニーサ)」の愛称で呼ばれています。
現行のNISAは、毎年120万円の非課税投資枠が設定され、株式投資信託・上場株式等の配当・譲渡益等が非課税対象となります。ただし、他の口座で発生した譲渡益や配当等との損益通算はできません。
■積立NISAの特徴とは?
積立NISAは、現行のNISAとは別に、平成30年から新しく創設される「積立限定」の制度です。投資信託限定で、非課税期間が最長20年間と長期投資が可能になります。また、積立NISAは、現行のNISAとの選択制となります。
■今後について
現行のNISAを利用されている方で、初年度(平成26年)から開始された方は、平成30年(2018年)で5年間の非課税期間が終了します。課税口座への払い出しもできるほか、次の非課税期間に全額をロールオーバーできるようになります。
積立NISAは、最長20年間運用でき、いつでも売却して現金化することができる流動性の高さが魅力です。積立NISAを利用した将来設計をご検討の方はぜひお気軽にお問合せください。
日本クレアス税理士法人が発行している広報誌「ANGLE(アングル)」2017年5月号よりご紹介いたしました。
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