「お医者さんのヒーローになりたかった」会計業界を選んだ意外な理由

就職活動から入社、そして成長の実感や今後の目標について、じっくりとお話を伺いました。なぜ会計業界を選んだのですか?

私は元々お世話になっていた医療の方の役に立ちたいなと思っていました。実は、小さい頃からかなり重度の花粉症で悩んでいて、よく病院に行っていたんです。小さい時の私にとって、家族がどうにもできない症状を和らげてくれるお医者さんは、本当にヒーローみたいな存在でした。それで、将来は医療の現場で働く方々の助けになるような仕事がしたいと漠然と思っていました。

花粉症がきっかけだったんですね。そこから会計業界を希望し日本クレアスへ入社したのは、どのような経緯だったのでしょうか?

会計業界には進もうと思っていたので、医療系のクライアントが多い会計事務所を探して就職活動をしていました。ただ、実際にいくつか見ていく中で、私が思い描いていた「先生に寄り添うサービス」というよりは、業務がシステム化されていたり、先生と呼ばれる方が中心だったりする事務所が多いように感じました。そんな中で日本クレアスは、説明会の時から手配の連絡や面接時の対応がすごく丁寧で、一人ひとりの志望者に対してきめ細かいサービスを心がけていると感じました。ここなら、私が大切にしたい「寄り添うサービス」を提供できるのではないかと思い、入社を決めました。

念願の医療事業部に配属されて、いかがですか?

同期の中で一人だけ医療事業部に配属されたんです。正直、最初は本当に不安しかありませんでした。当時の医療事業部は中途入社の先輩方が中心で新卒入社の先輩がいなかったので、「本当に自分の居場所はここにあるのかな」と感じていました。説明会で「3倍速で成長できる」と聞いていたのですが、本当にその通りで、仕事のスピードが速く、最初はついていくのもとても大変でした。

そういった不安や大変なことは、どのようにして乗り越えられたのでしょうか?

不安はありましたが、上司や先輩方が本当にたくさんの仕事を任せてくださったんです。新卒だからといって軽い仕事ではなく、1年目から大きい法人の担当を持たせていただいたり、クライアントへのメールの返信を任されたり。 いい意味で甘やかされずに、医療事業部の一員として仕事を任せていただけたことがすごく嬉しくて、それに応えたいという気持ちが湧き、不安から前向きな気持ちに変わっていきました。
「成長した」と言えないけれど…着実に積み重ねてきたもの

今まで働いてきた中で、自分が成長したなと感じる部分や、成長を感じられたエピソードがあれば教えてください。

ありません。まだ全然、本当に自分が成長できていると思っていなくて…。でも、人前で話すことは以前よりできるようになりました。1年目は、法人の確定申告の説明から始まりました。最初は上長に同行して、挨拶や名刺交換をするだけでもすごく緊張していましたが、担当を持つようになってからは、お客様からの電話での問い合わせが増え、その場で答えられるように、また、わからないことはきちんと確認して後日回答するように心がけていく中で、コミュニケーション能力が上がったと感じています。最近では、「〇〇と考えていますが、いかがでしょうか?」といった確認の電話も増え、自分の意見も言えるようになってきたと思います。 もともと人前で話すことはすごく苦手だったのですが、入社してからお客様への説明や社内での発表など、話す機会が増えて。最初は嫌々ながらも頑張ってやっていたら、少しずつ慣れてきて、お客様との対応もスムーズになったり、こうしてインタビューで話せるくらいにはなりました。内向的な性格だったのに、2年前と比べると本当に変わったなと思います。

今まで働いていて苦しかったことや、大変だったと感じたことはありますか?

担当している業務と自分の能力との間にギャップを感じることがありました。この仕事はこのくらいの時間で終わるはずと思ってアサインを組んでも、イレギュラーなことやミスなどで予定通りに進まず、それが積み重なって、最終的に業務が回らなくなってしまったことがありました。
でも今は、固定の業務で「この日はこの業務に必ず時間を使う」というのを経験則から学んだので、そういった日を作って遅れてはいけない業務を優先的に終わらせるようにしています。少し融通が利く業務については、進捗を見ながら手が空いていない場合はすぐに上長に報告して、他の人に振ってもらえないか相談するようにしています。医療事業部全体で作業の振り分けを推進していただいているので、できないことが悪いのではなく、困った時は助け合うという意識が根付いてきており、精神的な負担も軽減されました。

医療事業部の魅力とは?温かいチームワークと成長を支える環境

少人数だからこそのチーム力、一体感がすごく強いと感じています。皆さん、自分の業務だけではなく、事業部全体のために協力しようという意識が高いです。また、フォローアップ体制やフィードバックがとても丁寧で、執行役員の方やマネージャーの方、他のメンバーの方々も日報を毎日見て、気になることがあれば声をかけてくださったり、優しい言葉でアドバイスをくださったりします。私のメールフォルダは、そうした温かいメッセージで溢れているんです。本当に、温かみのある事業部だと感じています。

後輩も入ってきて、フォローアップも担当されているとのことですが、後輩育成を通して感じることはありますか?

教えることは、自分自身の成長に繋がると強く感じています。自分より後に入ってきた若い方が頑張っている姿を見ると、私も頑張らなくてはと改めて思いますし、フォローアップをする立場として、的確な指示を出せるように、自分自身も常に成長していなければならないと感じます。後輩の成長は、私にとって大きな刺激になっていますし、ありがたい経験だと思っています。